2009年10月22日
駒ヶ根にある発電所
駒ヶ根市にも水力発電所があるんです。
東伊那の大久保に大久保発電所があります。大久保発電所は南向発電所・ダム(吉瀬ダム)の建設用電源確保のために作られた発電所なのです。
さらに中沢には発電所が「あった」のです。新宮川発電所といいます。
新宮川沿いを登ると、未だに形跡・残骸を見ることが出来ます。
36災害で流されてしまい、そのまま廃止となりました。
36災害の時、有人発電所であった新宮川発電所に勤務されていた方は、発電所の水槽(発電所の山の上)へ家族で避難し、難を逃れたようです。
中部電力は水利権を手放しているはずです。駒ヶ根市で新宮川発電所を再建してみるのはいかがでしょう?
水力発電所は、発電所ごとに有効落差・流量・立地等が違うため、ほとんどのパーツを設計段階より開発していきます。したがって大変お金がかかります。
しかし昨今になり汎用の水車発電機なるものが登場しています。もちろん専用設計ではないため効率は良くないようです。その分、安く購入・建設ができるようです。
つまらないエコブームにのって「駒ヶ根市の電気は駒ヶ根市で作る」なんてことを言っていますが、チャンチャラおかしいのです。ホントにザックリですが駒ヶ根のピーク需要は約50MWほど。
大久保発電所の定格出力が1.5MW。
12000世帯のうち50%の家庭に2kWの太陽光パネルを設置しても12MW。
企業誘致をすればさらに電力自給率は下がるのです。
となると新宮川発電所復活案も単なる箱物&エコシンボルでしかないか・・・。
風力発電所やメガソーラーの方が現実的なようです。
思い切って核廃棄物最終処分場に手を挙げて第二の六ヶ所村になれば、一気に税収アップで市町村民税も安くなる・・・?断層だらけでダメか。。
ちなみに太田切川上流にある新太田切発電所と中御所発電所は駒ヶ根市ではなく宮田村になります。